私の親も最近、孫と夏の旅行を計画していて、私も一緒に準備を手伝っています。70代、80代の親御さんと夏に旅行するとなると、「体調は大丈夫かな？」「暑さ対策はどうしよう？」と、心配事が尽きないですよね。特に夏は、熱中症や急な体調変化など、普段以上に気を遣う季節です。私も、親が旅行中に無理をしてしまわないか、どんな準備をすれば快適に過ごしてもらえるのか、あれこれ考えては悩んでいました。
この記事では、そんな40代・50代の皆さんのために、70代の夏旅行を安心かつ快適に楽しむための具体的な準備や、親御さんに喜んでもらえる服装選びのヒント、そして何よりも大切な熱中症対策について、私の経験も交えながら詳しくご紹介していきます。この記事を読めば、親御さんとの夏の旅行が、きっと忘れられない素敵な思い出になるはずです。一緒に、親孝行の旅を最高の形にするための準備を始めていきましょう。
70代の夏旅行、計画前に確認したい「親の体調と希望」
親御さんとの夏の旅行を計画する際、まず何よりも大切なのは、親御さん自身の体調と希望をしっかりと確認することです。私の母も昔は旅行が大好きで、あちこち連れて行ってくれましたが、最近は「遠くはちょっとね…」と遠慮がちになることも。そんな時は、無理強いせずに、親のペースに合わせることが大切だと感じています。
具体的な健康状態の確認としては、かかりつけ医への相談も検討しましょう。特に持病がある場合は、旅行中の注意点や、薬の携帯について医師のアドバイスを受けておくことが重要です。私も母の薬については、旅行日数分を正確に、そして少し多めに準備するよう心がけています。
また、旅行の希望についても、親御さんとじっくり話し合う時間を持ちましょう。
「どこへ行きたいか？」はもちろん、「どんな過ごし方をしたいか？」という点も重要です。
例えば、「観光地をたくさん巡りたい」のか、それとも「温泉でゆっくり過ごしたい」のか、「美味しいものを食べたい」のか。
アクティブな旅が良いのか、それともゆったりとした旅が良いのかによって、旅行先やプランは大きく変わってきます。
私の母は最近、美術館巡りや庭園散策といった、比較的ゆったりとした旅を好むようになりました。
無理のない範囲で楽しめる旅行プランを一緒に考えることで、親御さんも安心して旅を楽しみにできるはずです。
移動手段も重要で、長時間の電車やバス移動が負担になるようであれば、自家用車やタクシーの利用を検討したり、新幹線や飛行機であればグリーン車やプレミアムクラスなど、ゆとりのある座席を選ぶなど、工夫できる点はたくさんあります。
夏の旅行で特に注意！70代の熱中症対策と体調管理のポイント
夏の旅行で最も気をつけたいのが、熱中症です。特に70代、80代になると、若い頃よりも体温調節機能が低下し、喉の渇きを感じにくくなるため、知らないうちに脱水症状が進んでしまうことがあります。私の母も、夢中になって観光していると水分補給を忘れがちなので、こまめに声をかけるようにしています。
具体的な熱中症対策としては、以下の点を徹底しましょう。
こまめな水分補給: 喉が渇いていなくても、1時間おきにコップ一杯の水を飲むなど、意識的に水分を摂るように促してください。カフェインの多い飲み物よりも、水やお茶、スポーツドリンクがおすすめです。持ち運びやすい小さめのペットボトルを常に用意しておくと便利です。
日中の外出を避ける: 炎天下での長時間観光は避け、気温が上がりきる前の午前中や、少し涼しくなる夕方以降に観光のピークをずらすなどの工夫をしましょう。日中の暑い時間帯は、涼しい屋内施設や休憩所で過ごす時間を多めに取るのが賢明です。
涼しい服装を心がける: 通気性が良く、吸湿速乾性のある素材の服を選びましょう。締め付けないゆったりとしたデザインで、汗をかいてもすぐに乾くものが理想的です。
日差し対策: つばの広い帽子や日傘、サングラス、UVカット機能のある上着などを活用し、直射日光を避ける工夫をしてください。日焼け止めも忘れずに。
休憩を頻繁に取る: 無理なスケジュールは避け、こまめに休憩を挟むようにしましょう。ベンチを見つけたら積極的に座ってもらい、体を休める時間を作ることが大切です。
体調の変化に注意: 顔色が悪い、汗をかきすぎている、めまいや吐き気があるなど、少しでも異変を感じたらすぐに涼しい場所へ移動し、休憩を取らせましょう。万が一の時には、すぐに医療機関を受診できる準備もしておくと安心です。
移動中の対策: 車や電車での移動中も、エアコンの効きすぎで体が冷えすぎたり、逆に暑すぎたりすることがあります。羽織り物やブランケットを持参し、体温調節ができるようにしておきましょう。
旅行中はついつい気が緩みがちですが、親御さんの体調を最優先に考え、無理のない範囲で楽しむことを心がけてください。
快適な70代の夏旅行を叶える！失敗しない服装選びのポイント
夏の旅行は、着替えの回数も増えたり、急な天候変化への対応も必要になったりと、服装選びが意外と難しいものです。特に70代の親御さんにとっては、おしゃれなだけでなく、機能性や快適さが非常に重要になってきます。私の母も、旅行先の気候に合わせて服装を考えるのが楽しみな一方で、「何を着ていけば楽かな？」とよく相談してきます。
ここでは、70代の夏旅行で快適に過ごすための服装選びのポイントをご紹介します。
1. 素材と通気性で「涼しさ」を重視
綿や麻、吸湿速乾素材: 汗をかいても肌にまとわりつきにくく、すぐに乾く素材を選びましょう。綿や麻は通気性が良く肌触りも快適です。最近では、スポーツウェアにも使われる吸湿速乾性に優れた化学繊維の衣類も増えており、旅行には最適です。
ゆったりとしたデザイン: 締め付けの少ない、風通しの良いゆったりとしたデザインの服を選ぶことで、体への負担を減らし、涼しく過ごせます。
2. 体温調節をしやすい「重ね着」が基本
体温調節をしやすい「重ね着」が基本です。
・薄手の羽織り物: エアコンの効いた室内や乗り物内、朝晩の冷え込みに備えて、薄手のカーディガンやパーカー、ストールなど、サッと羽織れるものを用意しましょう。UVカット機能付きのものだと、紫外線対策にもなって一石二鳥です。
・半袖と長袖の組み合わせ: 日中の日差しが強い時間帯は半袖でも、移動中や朝晩は長袖に切り替えられるように、薄手の長袖シャツなども準備しておくと良いでしょう。
3. 着脱のしやすさと機能性
前開きやプルオーバー: トイレでの着替えや、体調不良時の対応を考えると、前開きで着脱しやすいブラウスやシャツ、または首元が大きく開くゆったりとしたプルオーバーなどが便利です。
ポケットやゴムウエスト: 小銭やチケットなどをすぐに取り出せるポケット付きの服や、お腹周りを締め付けないゴムウエストのパンツは、旅行中の快適性を高めてくれます。
シワになりにくい素材: 旅行中に洗濯ができない場合もあるので、シワになりにくく、手入れが楽な素材を選ぶと便利です。
4. 足元は「安全性と快適性」を最優先
足元は「安全性と快適性」を最優先しましょう。
・歩きやすい靴: 旅行は普段よりも歩く機会が増えます。履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズなど、クッション性があり、滑りにくい靴を選びましょう。脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプもおすすめです。
・靴下の素材: 吸湿性の高い綿素材や、抗菌防臭加工が施された靴下は、足のムレや臭いを防ぎ、快適に過ごすのに役立ちます。
これらのポイントを踏まえて、親御さんが旅行中も笑顔で過ごせるような、機能的でおしゃれな夏の旅行着を選んであげてくださいね。
【お悩み解決】明日から試せる！シニアライフを快適にするファッションアイテム紹介
ここまで、70代の夏旅行を成功させるための心構えや、熱中症対策、そして服装選びのポイントをお伝えしてきました。親御さんに安心して旅行を楽しんでもらうためには、事前の準備と、適切なアイテム選びが欠かせません。
ここでは、そんな旅行中の様々な「困った」を解決し、親御さんを笑顔にするのに役立つ具体的なファッションアイテムをいくつかご紹介しますね。私自身も、母へのプレゼントとして活用しているアイテムばかりです。
旅行中の動きをサポート！楽らくストレッチズボン
旅行中は、移動や観光で普段よりもたくさん歩いたり、座ったり立ったりする機会が増えますよね。一般的なズボンだと、ひざの曲げ伸ばしが窮屈に感じたり、長時間座っているとウエストが締め付けられたりすることもあります。私の母も、飛行機や新幹線での移動中、長時間同じ姿勢でいるのが苦手なようです。
そんな時に活躍するのが、ストレッチ素材のズボンです。縦横によく伸びる素材でできているため、どんな動きにもスムーズにフィットし、旅行中の様々なシーンで親御さんの動きをサポートしてくれます。立ったり座ったり、階段を上り下りする動作もストレスなく行えます。
どんな悩みを解決できるか:
・旅行中の移動で足元が窮屈に感じる
・長時間座っているとウエストが締め付けられる
・動きやすくておしゃれなズボンを探している
商品の特徴とメリット:
・抜群のストレッチ性で動きやすい
・ウエストがゴム仕様で締め付け感が少ない
・シワになりにくく、旅行中の手入れが楽
脱ぎ履き楽々！面ファスナーシューズ
旅行中は、観光地を歩いたり、旅館やホテルの室内で靴を脱ぎ履きする機会が多くなります。足腰が弱くなってきた親御さんにとって、靴の脱ぎ履きは意外と負担になるものです。
面ファスナーシューズは、靴紐を結ぶ必要がなく、マジックテープ（面ファスナー）で簡単に固定できるため、かがんだり、指先を使ったりする動作が不要になります。足の甲の幅に合わせて調節できるので、むくみやすい夏の足にも快適にフィットします。
どんな悩みを解決できるか:
・靴の脱ぎ履きに時間がかかり、移動がスムーズにいかない
・親が自分で靴を履くのが難しい
・足のむくみに合わせて靴のフィット感を調整したい
商品の特徴とメリット:
・マジックテープで簡単に脱ぎ履き可能
・足の形に合わせてフィット感を調整できる
・軽量で歩きやすく、疲れにくい
汗をかいても快適！綿や麻素材のパジャマ
夏の旅行先で汗をかいて寝苦しい夜を過ごすと、翌日の体調に響いてしまいますよね。特に高齢者は、寝ている間に多くの汗をかくことがあります。
綿や麻素材のパジャマは、自然素材ならではの優れた吸湿性と通気性で、夏の夜も快適な眠りをサポートします。汗をしっかり吸い取り、湿気を外に逃がすため、寝汗をかいても肌にまとわりつきにくく、サラッとした肌触りを保ちます。冷房で体が冷えすぎるのを防ぎつつ、心地よい睡眠へと誘ってくれます。
どんな悩みを解決できるか:
・寝汗でパジャマがベタつき、寝苦しい
・旅行先で快適な睡眠環境を確保したい
・肌に優しい自然素材のパジャマを探している
商品の特徴とメリット:
・綿や麻の自然素材で肌触りが良く、吸湿性・通気性に優れている
・汗をかいてもベタつきにくく、サラッとした着心地が続く
・柔らかく、体を締め付けないゆったりとしたデザインでリラックスできる
まとめ
70代の夏旅行は、親御さんにとっても、そして私たち子供世代にとっても、大切な思い出を作る貴重な機会です。この記事では、親御さんが夏旅行を安全に、そして心ゆくまで楽しめるよう、私自身の経験も踏まえながら、計画のポイントから熱中症対策、そして快適な服装選びについてご紹介しました。
大切なのは、親御さんの体調と希望を第一に考え、無理のないゆったりとした計画を立てること。そして、夏の厳しい暑さから体を守るための熱中症対策と、機能的で着心地の良い服装を準備することです。今回ご紹介した「全開ファスナーズボン」や「面ファスナーシューズ」、「吸汗速乾パジャマ」のようなアイテムは、旅行中の様々な場面で親御さんの負担を減らし、笑顔を増やしてくれることでしょう。
ぜひ、今回ご紹介した内容を参考に、親御さんとの夏の旅行を最高の思い出にしてくださいね。そして、親御さんにとって本当に快適で、安全な旅をサポートするためのアイテムを、ぜひTCマートで探してみてください。きっと、親御さんの笑顔が、何よりの親孝行になるはずです。
