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2026.10.20

高齢者ズボンはしまむら・ユニクロで買える?紙パンツ対応の選び方

高齢者ズボンはしまむら・ユニクロで買える?紙パンツ対応の選び方

お母さまのズボンを買いに、しまむらやユニクロの売り場に立ったことはありませんか。ウエストゴムのものは並んでいる。値段も手に取りやすい。それでも、紙パンツを使うようになってから選んだ一本が、家に持ち帰ると「きつい」「お尻が目立つ」と言われてしまう。

売り場が悪いわけではありません。量販店のズボンは、紙パンツを穿かない体型を前提に作られています。その前提がひとつ変わるだけで、同じサイズ表記でも合わなくなります。

この記事では、しまむら・ユニクロで買えるもの/買いにくいものを整理したうえで、紙パンツ・おむつを使う70代80代の女性が穿けるズボンの見分け方を、実際にお客様から届いたお便りとあわせてご紹介します。

高齢者のズボンはしまむら・ユニクロで買える?

結論から申し上げます。ウエストゴムのズボンなら、しまむらでもユニクロでも買えます。ただし紙パンツ・おむつを使っている方の場合、合う一本に当たる確率がぐっと下がります。理由は在庫でも価格でもなく、設計の前提が違うからです。

しまむら・ユニクロで買えるもの

量販店の強みは、価格と入手のしやすさです。近所で試着でき、その日に持ち帰れる。ウエストが総ゴムのイージーパンツやリラックスパンツは定番商品として置かれていますし、季節ごとに色柄も入れ替わります。

体型が標準に近く、紙パンツを使っていない方であれば、量販店で十分に選べます。何本も買い替える前提なら、価格の利点は大きいものです。

紙パンツを使うと出てくる「量販店の壁」

紙パンツやリハビリパンツは、布の下着より厚みがあります。おおよそ数ミリから一センチ程度、腰まわりとお尻に余分が生まれます。この数ミリが、3つの形で表に出ます。

① ウエストが「あと少し」足りない

紙パンツの厚みぶん、ウエストの実測が増えます。同じLサイズでも締めつけを感じるようになり、ワンサイズ上げると今度は丈と太ももが余ります。量販店の既製品は、この「ウエストだけ大きく、丈は短く」という組み合わせを持っていないことが多いのです。

② 丈が長すぎる

これは体型ではなく、身長の問題です。70歳以上の女性の平均身長は149.9cm。一方、量販店のレディースパンツは股下60〜68cmを標準に作られています。裾を引きずるため、買うたびに裾上げが必要になります。ご本人が自分で裾直しに出せる年齢とは限りません。

③ 紙パンツの形が透けて見える

薄手で張りのある生地は、紙パンツの段差を拾います。お尻の輪郭に線が出てしまうと、ご本人は外出をためらいます。見た目の問題は、生活の範囲を狭めてしまう問題でもあります。

お客様から届いた一言

キテコでは、商品に同封したはがきでご要望を伺っています。量販店との違いを、私たちよりはっきり言い当てたお便りがありました。

お客様のお便りより

「90才の父のズボンを買いました。やわらかく、裏起毛で、深履き、前ファスナー、背中が出にくく、とても良かったです。“しまむら”では売ってない品です。(腰)背中が曲がっているのでありがたいです」(90代男性のご家族/紳士用パンツをご購入)

「介護度が上がるにつれ、市販されている(イトーヨーカドーなどの介護用品売り場でも)品が合わない事が多くなりました」

量販店にないのは商品ではなく、「ウエストはゆるく、丈は短く、お尻にはゆとりを」という組み合わせです。紙パンツを使い始めた方が探しているのは、まさにその組み合わせだけなのです。

紙パンツ・おむつ対応ズボンの選び方4つのポイント

売り場でも通販でも、次の4点を順番に確認すれば外しません。値段や色柄より先に、この4つです。

① ウエストは総ゴム、しかも「やわらかいゴム」

総ゴムと書かれていても、中身は商品ごとに違います。幅30mmの硬いゴムが縫い込まれていれば、締めつけは残ります。お便りでもここが最も多く挙がりました。

「ウエストのゴム部分がキツイ。高齢者向けではないと思う。ゴムが、ゆるい(やわらかい)方がいい」というお声のとおり、見るべきはゴムの有無ではなく、ゴムの柔らかさと、ねじれにくさです。ゴムが裏返ってしまうと、ご本人では直せません。

② 股上は深め、お尻と太ももにゆとり

紙パンツの厚みを受け止めるのは、ウエストではなくお尻と股上です。股上が浅いと紙パンツの上端がはみ出し、座ったときに背中が出ます。お尻・太ももにあらかじめゆとりを持たせた設計なら、ウエストを上げずに厚みを吸収できます。

ワンサイズ上げて全体をゆるくするのではなく、必要な場所にだけゆとりがある一本を選ぶ。これがサイズ選びの勘所です。

③ 股下は55cm前後を目安に

前述のとおり、70歳以上の女性の平均身長は149.9cmです。股下55cm前後であれば、身長150cm前後の方が裾上げなしで穿けます。通販で「股下」が明記されている商品を選ぶと、届いてすぐ使えます。

お便りには「母は背の低いので、ズボン丈の56cmか55cmを購入しているのですが、おしゃれな種類が少なくて困っています。丈を直さずに着用できるようなズボンが欲しいのです」というお声もありました。丈の短さは、我慢する条件ではなく選ぶ条件です。

④ 落ち感のあるストレッチ生地を選ぶ

紙パンツの段差を拾わないのは、張りの強い生地ではなく落ち感のある生地です。布が体から少し離れて落ちるため、輪郭が出にくくなります。

あわせてポリウレタンが数パーセント入っていると、縦横に伸びて脱ぎ穿きが楽になります。「ウエストは総ゴム×ポリウレタンが、5%以上入っていてタテ方向、横方向にもストレッチで着心地が良いもの」という具体的なご要望も届いています。

売り場での確認順:ゴムのやわらかさ → 股上の深さ → 股下の表記 → 生地の落ち感。この順で見れば、色柄は最後に選べます。

避けたほうがよい:ウエストがベルト仕様のもの、裾がしぼられたジャージ(紙パンツ使用時に脱ぎ穿きしにくく、足首でひっかかります)、そして張りの強い薄手の生地。

はがきで届いたご要望に応えて

キテコのはがきには、紙パンツ・おむつを使うご家庭からのお声が毎月届きます。ここでご紹介する4通は、いずれも商品開発の出発点になったものです。

紙パンツ・おむつを使う方からのご要望

  • 「初めて、施設入所する母(94才)のために、キテコさんを利用させてもらいました。ズボンのゴムがきつかったようなので(オムツ使用)、調節ができるといいなと思いました」(94歳女性/施設入所・おむつ使用)
  • 「ゆったり、リラックスできるズボンが欲しい。ジャージはサイドに線(ライン)が入ってしまっていかにもジャージとなってしまうが、線が入っていない物。オムツ、リハパンツを使用して車イスにすわっている事が多い」(おむつ・リハビリパンツを使用/車いす)
  • 「最近りハビリパンツをはき出しましたので、おしりを少しかくしたいようですが、チュニックのように長いとトイレで汚したりします」(90代女性)
  • 「父の上下おそろいの おでかけ用の スエットスーツが欲しいのですが、おむつしてるので、ズボンが さがりやすいので、ひもで おすんでも さがる」

読み返して気づくのは、どのお声も「介護用の服が欲しい」とは言っていないことです。求められているのは、紙パンツを使っていても、普段着として通る一本。いかにも介護用に見える服は、ご本人が着たがりません。

介護用に見えないこと。この一点が、作る側にはいちばん難しい条件でした。

紙パンツ・おむつ対応スラックス

紙パンツの厚みを前提に、ウエスト・股上・股下・生地の4点を設計し直したスラックスです。2026年8月の発売から1か月で、ご注文が続いています。

01
紙パンツの厚みを目立たせない・S〜5Lの7サイズ展開

高齢者 ズボン 女性 紙パンツ対応 総ゴムスラックス 股下55cm

日本製 紙パンツ・おむつ対応 柔らかウエストゴムの超ストレッチ スラックスパンツ 股下55cm

5,990円(税込)送料無料

  • ひっくり返りにくいお腹に優しいゴム:BBワッフルゴムを採用。2020年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞したゴムで、締めつけにくく、ねじれにくい仕様です
  • 360°ストレッチ:タテにもヨコにも伸び、穿くとき・脱ぐとき・座るときの動きになじみます(ポリエステル86%・ポリウレタン14%)
  • 紙パンツの厚みを目立たせにくい:落ち感のある生地とお腹・ヒップ・太もものゆとりで、もたつきが表に出にくい設計です
  • 股下55cmで裾上げ不要:身長150cm・157cmのモデルがどちらもLサイズを着用。裾直しに出さずそのまま穿けます
  • S〜5Lの7サイズ×3色:ベージュ・グレー・ブラック。加齢で変わる体型に合わせて選べます
  • 日本製・洗濯機OK・ポケット付き:ほつれや型崩れが少なく、汚れてもすぐ洗えます

詳細・ご購入はこちら

自宅での介護、デイサービス、通院、リハビリのいずれでも使えます。車いすに座る時間が長い方にも、股上の深さとゴムのやわらかさが働きます。

シーン別・迷ったときのガイド

「結局どれを選べばいいの」と迷われたときは、いちばん長く過ごす場所から決めるのが早道です。

デイサービス・通院に穿いていく一本を探している方へ

人に会う日は、見た目が効きます。センタープレスのあるスラックス型なら、ジャージのような部屋着感が出ません。お便りにあった「いかにもジャージ」を避けたい方には、サイドラインのないスラックスが答えになります。

デイサービス・通院におすすめ:日本製 紙パンツ・おむつ対応 柔らかウエストゴムの超ストレッチ スラックスパンツ(5,990円)。ベージュかグレーなら、上に何を合わせても浮きません。

ご本人が自分で穿きたい方へ

介助ではなく自立を優先するなら、引き上げやすさが決め手です。360°伸びる生地は、片手でも引き上げられます。あわせてウエストゴムがねじれない仕様を選ぶと、途中で引っかかりません。

車いすで座る時間が長い方へ

座位では、お腹の圧迫と背中の出方が問題になります。総ゴムでお腹を締めつけず、股上が深い一本を。丈は短めのほうが、足を組んだときに裾が引っかかりません。

施設で洗濯を業者に出している方へ

施設では洗濯後に乾燥機をかける運用が多く、縮みや型崩れが起こります。乾燥機を使う前提なら、商品ページで乾燥機対応の表記があるものを選んでください。上でご紹介したスラックスは洗濯機で洗えますが、乾燥機対応の明記はありません。乾燥機が条件の方は、一覧から乾燥機対応と書かれたパンツをお選びいただくのが確実です。

避けたほうがよい:ウエストがベルト仕様のもの、裾がしぼられた形、そして「フリーサイズ」表記だけで股下が書かれていない商品。届いてから裾上げが必要になります。

よくある質問

高齢者のズボンはしまむらやユニクロで買えますか?

ウエストゴムのズボンなら買えます。ただし紙パンツやおむつを使っている場合、ウエストがきつい・丈が長い・紙パンツの形が出るという3点で合わないことが多くなります。量販店の既製品は「ウエストはゆるく、丈は短く、お尻にゆとり」という組み合わせを持っていないためです。紙パンツを使い始めてから合わなくなった場合は、シニア専門の通販で股下表記のあるものを選ぶほうが早く見つかります。

紙パンツの上から穿くとズボンがきついのですが、サイズを上げればよいですか?

ワンサイズ上げるとウエストは解決しますが、丈と太ももが余ってかえって歩きにくくなります。おすすめは、サイズを上げずに、お腹とヒップにあらかじめゆとりのある設計の商品に替えることです。あわせてウエストゴムがやわらかく、ねじれにくいものを選ぶと締めつけ感が和らぎます。

紙パンツの厚みでお尻が目立つのが気になります。隠す方法はありますか?

落ち感のある生地のズボンを選ぶことがもっとも効きます。布が体から少し離れて落ちるため、紙パンツの段差が表に出にくくなります。トップスで隠す方法もありますが、丈が長すぎるとトイレで裾を汚す原因になるため、ズボン側で解決するほうが日常的に楽です。

股下55cmは短すぎませんか?

70歳以上の女性の平均身長は149.9cmで、身長150cm前後の方であれば裾上げなしでちょうどよい長さです。実際に身長150cmと157cmのモデルがどちらもLサイズを着用しています。身長160cm以上の方には短く感じられるため、その場合は股下58〜60cmの商品をお選びください。

施設の乾燥機にかけても大丈夫ですか?

この記事でご紹介したスラックスは洗濯機で洗えますが、乾燥機対応の表記はありません。施設で乾燥機を使う運用の場合は、商品ページに乾燥機対応と明記されたパンツをお選びください。キテコでは乾燥機対応のパンツも扱っており、シニアレディースのズボン・パンツ一覧からお探しいただけます。

まとめ

  • しまむら・ユニクロでもウエストゴムのズボンは買えるが、紙パンツを使うと「ウエストがきつい・丈が長い・形が出る」の3点で合わなくなる
  • 見るべきはゴムの有無ではなく、ゴムのやわらかさとねじれにくさ
  • サイズを上げるのではなく、お腹とヒップに最初からゆとりのある設計を選ぶ
  • 70歳以上の女性の平均身長は149.9cm。股下55cm前後なら裾上げなしで穿ける
  • 紙パンツの段差を隠すのは、張りのある生地ではなく落ち感のある生地
  • 施設で乾燥機を使うなら、乾燥機対応の表記を必ず確認する

紙パンツを使い始めることは、おしゃれをやめる理由にはなりません。ウエストのゴムがやわらかくて、丈が直さずに合って、お尻の線が出ない。その一本があれば、お母さまはまた出かけられます。売り場で困ったときは、キテコの一覧からお探しください。


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