シニアファッションブランド 裏話②

こんにちは。『シニアファッションブランドの裏話ブログ』担当の渡邉綾乃です。

今日は、商品開発に向けて高齢者の方々に取材を行ったお話を紹介させていただきます。

新ブランドの立ち上げに向けての「ミッション」

1月のある日、社長から新ブランド立ち上げのプロジェクトについて教えていただきました。

「好きだったお洒落をあきらめてしまわれる人が またお洒落をするきっかけとなる服を創る」というコンセプトのブランドで、「鏡をみた瞬間表情がパッと明るくなるようなお洋服」を制作し、販売するのです。

シニアファッションブランドYOUKAの立ち上げに向けての取材

コンセプトがとても素敵で感動し、「私のおばあちゃんにも早くプレゼントできる日がくればいいな」とおばあちゃんの喜ぶ姿を思い浮かべていました。

そんなブランドのお洋服を作るために、まずは「なぜお洒落をあきらめてしまうのか」を明らかにしないといけません。

社長が「高齢者の方々が抱えているお洋服へのお悩みは、もう既に知っているけれど、それが本当なのか検証したい」とおっしゃいました。

そこで、私にミッションが与えられました。

「2月から来る2人のインターン生達と、町ゆく高齢者に、お洋服選びのお悩みについて100名に取材する!」というものです。

348529_s

高齢者の方々とお話しすることが大好きな私は、これを聞いて、「100人とかすぐに終わってしまいそう!」と、楽しみで仕方ありませんでした。

何より、私は、この夢のようなプロジェクトに関わらせていただけることが嬉しくて仕方がありませんでした。

ミッションに挑む3人

社長から与えられたミッションを一緒に取り組むのは、大学1回生のインターン生2人と当時大学4回生アルバイトの私です。

3人はこのミッションに興味津々だったので、意気投合し、ワイワイしながら取材内容をモクモクと決めていきました。

ここで少し、インターン生の紹介をさせていただきます。

・しっかり者で、仕事を淡々とこなすYさん。(弁護士を目指している)

・シャイそうに見せかけてやるときは仕事を抜群にこなすSさんです。(特技はワックダンス)

2人は、「いくつになってもお洒落を楽しめるブランドを立ち上げる」ということに、とても興味を持ち、弊社にインターンシップを応募したそうです。

「高齢者のためのお洒落なブランドって、なかなかありませんよね。それが面白いなとお思いました。」「自分のおばあちゃんもお洒落が好きなので、ぜひそのようなブランドを一緒に作っておばあちゃんにも着てもらいたい」などと、熱い思いをもった2人です。

大学生と協力して立ち上げたシニアファッションブランドYOUKA(ヨウカ)

待ちに待った取材のはずが…

待ちに待ったインタビュー初日、私たちが予想していたより、なかなか答えてくださる方はいらっしゃいませんでした。

30人にお声をかけて3人しか答えていただけない日もありました…

このように、お声をかけても、無視をされることが多く、徐々に自信をなくし、『1ヶ月で100人目標のインタビュー』はとても手強いミッションだということに気づいたのです。

取材時は、怪しい人だと思われないよう、服装などにも気を配りましたが、怪しいと思われがちで、その場にいられないくらい、いづらくなる時もありました。

また、2月に行ったため、外を歩いていると寒くて凍えそうでした。

私たちの気持ちはどんどん暗くなっていき、いつしか、「高齢者の方々とお話しすることができる楽しい取材」から、「100人に取材をしなければいけないというノルマ」へと切り替わってしまいました。

高齢者の方々にお洋服のお悩みインタビューを実施したシニアファッションブランドYOUKA(ヨウカ)

取材をする本当の目的

社長が私たちの様子を察して、初めの目的を忘れたらいけないとアドバイスをしてくださりました。

「なぜ高齢者の方々のお洋服の悩みを取材しているん?を思い出しや」と言ってくださったことが、とても印象に残っています。

私たちはそれを聞いて、当社の目的を振り返ると、

「高齢者の方々があきらめてしまった理由を知り、またお洒落を楽しむきっかけの商品を開発したい」というものでした。

「そのために、高齢者の方々が抱えているリアルなお洋服のお悩みを、直接ご本人からお聞きし、皆様の悩みを知ることが必要なんだ」と思い出すことができたのです。

それから私たちは、当初の目的が重要なことに気づき、

「取材に協力してくださる方々に、自分たちが取材に込めた素直な思いを伝えていこう

と決意し、今まで以上に話し方を工夫していきました。

(写真:インターン生の2人。作戦会議中)

インターン生と会議をするシニアファッションブランドYOUKA(ヨウカ)

やっぱり間違っていなかった

取材の目的について、自分たちの素直な思いをお伝えしていくと、以前よりも協力してくださる方が1人2人と、増えていきました。

答えてくださる方の中では、ついついお話が盛り上がってしまい、30分ほど立ち話をしたことがあるくらい楽しく、時には周りにほかの方が寄ってきてくださることもありました。

取材が終わると「お洋服、楽しみに待ってるね」と握手をしてくださる方。

「商品開発に関わりたいからいつでも連絡してきてね」と言ってくださる方。

とても印象的だったのは、

「ファッションのお店をのぞくと、私たちシニア向けのものが少なく、あっても依然からのお年寄り向けの平凡な心ワクワクするデザインがなかなか見つかりません。洋服は、身を被う物だけのもので、楽しいファッションにはほど遠いようなものが多いように思います。ぜひとも第二の青春を楽しめるブランドを考えてほしいです」

というお言葉です。

これをお聞きし、「もっとお洒落をして人生を楽しみたい」と思われているのだということがよく伝わりました。

第二の青春、必ず実現させたいです。

私たちはこのようなご意見をいただく度、

「私たちの取材は間違っていなかったんだ」という確信が強くなっていきました。

(写真:ショッピング中に取材を受けてくださった答えてくださったお2人)

シニアファッションスナップを撮影するシニアファッションブランドYOUKA(ヨウカ)

131名の方々に協力していただきました

あっという間に1カ月がたちました。

気づけば取材の目標人数の100人を超え、131名もの方が取材に協力してくださっていました。

皆様のリアルなお声を集められたので、求められているデザイン、私たちが取り入れないといけないことをよく理解することができました。

皆様がお体に合うお洋服を着て、明るくいきいきする姿が見られる日が近くなってきたようで、私たち自身もとても「ワクワク」しています。

次回の『シニアファッションブランド 裏話③』では、取材でお聞きしたお洋服のお悩みをご紹介していきます!

「いくつになってもお洒落をする楽しみを。」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする